令和5年度 ワークショップ
 「自己管理を支えるデジタルヘルスツール -生き残るアプリの条件とは」

日本医療情報学会課題研究会「栄養・運動・口腔保健・休養の自己管理のための保健医療情報研究会」では様々な領域にわたる幅広い視点から議論を行っています。

2022年のヘルスケアアプリの世界市場規模は約100億ドルであり、2023-28年には300億ドルを超えると予想されています。日本での市場規模はまだ小さいのですが、今後成長が見込まれる分野であり、高齢化社会における健康寿命の延伸、医療費の適正化といった課題に対して、アプリを中心としたデジタルヘルスツールの健康支援が多く実装され始めています。現時点では、食事、運動、休養といった日常生活データの取得と、行動変容による生活習慣病関連の重症化予防や症状の改善、さらにはQOLの向上といった目的の健康支援アプリが多く見受けられます。
しかし、過去の事例を挙げるまでもなく、新技術を導入したサービスのうち、市民権を得てゆくものはごく一握りです。それでは、市場で競争力を得てゆくヘルスケアアプリの条件は何でしょうか。ヘルスケアプラットフォームの整備、アプリそのもののエビデンスの構築は前提条件として、それ以外、どのような条件が必要とされるのでしょうか。本ワークショップが、真に必要とされるヘルスケアアプリとは、そしてアプリのゴールとは何かを考える端緒となればと思っております。

皆様、ぜひWebより、ご参加くださいませ。

開催概要
日   時:2023年11月27日(月) 13:30~15:40
主   催:日本医療情報学会課題研究会「栄養・運動・口腔保健・休養の自己管理のための保健医療情報研究会」
参 加 費:無料
技師ポイント:1ポイント(感想文を入力していただいた方のみ)
開 催 方 法:Web開催
申 込 方 法:ここをクリックして、参加登録をお願いします。参加登録するとメールが送られてきます。
プログラム

    司会:青木 美和(東京大学大学院医学系研究科博士課程)

13:30-13:35 開会の挨拶、参加の注意事項、技師ポイントの案内
13:35-15:45 講演1
 「自己管理アプリによって健康は改善するか? 文献レビューから」
  山田 恵子先生 (埼玉県立大学/東京大学医学部附属病院)

13:45-13:55 講演2
 「AIを使う人間の認知バイアス」
  香川 璃奈先生 (筑波大学)

13:55-14:20 講演3
 「誰のための服薬確認:デジタルヘルスツールと結核治療」
         座長 青木 美和 (東京大学大学院医学系研究科博士課程)
  座間 智子先生 (公益財団法人結核予防会結核研究所 対策支援部保健看護学科)

14:20-14:35 休憩

    司会:香川 璃奈 (筑波大学)

14:35-15:00 講演4
 「医師が処方する治療アプリ(DTx)の社会実装と課題」
         座長 香川 璃奈 (筑波大学)
  鈴木 晋先生 (株式会社CureApp 開発統括取締役/医師)

15:00-15:30 全体討論・質疑応答

15:30-15:40 閉会
問い合わせ先
課題研究会「栄養・運動・口腔保健・休養の自己管理のための保健医療情報研究会」事務局
Email:office-event@idial.or.jp
一般社団法人医療データ活用基盤整備機構(IDIAL)内